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T003 観葉植物の害虫カイガラムシとはどんな虫? |
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皆さんはカイガラムシという虫をご存知でしょうか?園芸を少しでもやっておられる方はこの名を聞いただけで渋面をされるでしょう。この虫は昆虫ですが、果樹、庭木、観葉植物に着く害虫です。その仲間は数百種に及ぶといわれ、なかなかシブトク、駆除しにくいので園芸愛好家には目の敵となっています。 さて、この項では観葉植物に着くカイガラムシのお話をします。果樹や高価な庭木類に比べ、観葉植物は用途がインテリアであるあるためか、あまり農学の研究対象とはなっていないようです。でも実際にこれを扱う業者にとっては頭の痛い問題です。カイガラムシについては多くのホームページでも取り上げられていますので、虫の写真や詳細な生態を知りたい方はそちらもご覧になってください。私どもは専門家ではありませんので、きちんとした解説は出来ませんが、観葉植物で日常目にする彼らの生態と、防除対策を試みに述べてみたいと思います。 (1)よく目にするカイガラムシ カイガラムシのお好み観葉植物の双璧はベンジャミンとカポックです。多くの観葉植物には多かれ少なかれカイガラムシが着き、種類も色々です。カイガラムシが着いても最初は気がつきませんが、そのうちベタベタするものが着き、湿度があると黒いすすのような物が葉を汚し気が付きます。
(2)清掃、防除 観葉植物の場合、虫を殺す前にやることがあります。カポック、ベンジャミンでは、ひどい場合ベタベタの分泌液で葉や枝が汚れています。このままでは、気持ちが悪くて部屋におけません。この分泌液は虫が木から吸った樹液で、摂りすぎた分を排泄しているのだそうです。それなら必要なだけ吸えばよいのにご苦労な話しですがカイガラムシを笑っても居れません。人間だって生存に必要以上の資源を消費し、大量の廃棄物で地球を汚しています。(規模から言えば人間の方が何兆倍も罪が重い)。この分泌液は甘いので放っておくとアリが寄ってきます。これをきれいにするには水洗します。ほんのちょっとなら雑巾で拭いても良いのですがひどければ、風呂場や屋外でシャワーをかけ洗い流す方が完全です。梅雨時なら一日屋外に出しておけばきれいになります。注意したいのは気温です。観葉植物は多くが熱帯、亜熱帯の植物ですから、寒がりで、11月後半以後に寒風の吹く屋外で水をかけたら、木が傷んでしまいます。冬は濡れ雑巾で拭く程度にします。 ベンジャミンやカポックでは、固着している成虫は手で取ります。これは薬をかけても体内に浸透しませんので効きません。ヤシ類のカイガラムシも同様に爪楊枝などを活用して取ります。コナカイガラムの場合も出来るだけ手で取れるだけとった方が確実です。この後、薬剤を散布します。 カイガラムシに効くとされる薬剤はいくつかありますが、従来の薬品は、ばしっと効く感じがしません。コナカイガラムシは殻をかぶっていませんから、退治し易いほうですが、枝の付け根、葉裏などに卵が隠れていますので薬剤散布は丁寧に、日にちを置いて何度か繰り返す必要があります。具体的にはスミチオン、オルトラン水和剤、アクリテック乳剤が使えるとされています。しかしこの有機燐系の薬剤は臭いがきつくて1日くらい外に出して置かないと部屋に入れられません。スミチオン、オルトランはコナカイガラムシの白い成虫に直接かければ死にますが、2週間もするとまた出てきます。はっきり言えばオルトラン、スミチオンは効きません。私どもでは、それに替えて有効性の登録はありませんが無臭で毒性の低いモスピラン液剤を使っています。コナカイガラムシにはかなり効きます。更によく効くのが新開発の次の商品ではないでしょうか(使い始めて1年に満たないのでまだ実験中)。 2004年発売のベニカD (住化タケダ園芸)はカイガラムシにかなり特効性があります。浸透移効性があるのでコナカイガラムシの根絶に効果があるのはもちろん、カポックやベンジャミンに固着した殻を持つカイガラムシにも相当効果があります。2〜3回間隔をあけて散布すれば根絶できそうです。 |
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